海外FXは危険?それともチャンス?リスクとメリットを徹底解説!
「知らないと損する!海外FXの落とし穴と正しい活用法」
海外のFX業者はレバレッジがかけられて少ない証拠金でFXを始めることができることから海外業者も気になっている方も多いと思います。その部分を実際に海外業者を使っていた自分の経験も併せて紹介していけたらと思います。まずそれぞれの特徴や問題点などを書いていきたいと思います。

海外FXの「危ない」と言われる理由
① 金融ライセンスの問題
- 日本の金融庁(FSA)に未登録の業者が多く、日本の法律の保護を受けられない。
- 一部のブローカーは信頼性の低いライセンスしか持たず、出金拒否や不正操作のリスクがある。
② 出金拒否やトラブル
- いくつかの悪質業者では、出金時に不当な理由をつけて拒否されるケースがある。
- クレジットカードや銀行送金を利用する場合、決済トラブルが起こることも。
③ ハイレバレッジによるリスク
- 888倍などの超ハイレバレッジを提供する業者があるため、資金管理を誤ると一瞬で資金が飛ぶ。
- 過度なレバレッジによって、無計画な取引をしやすくなる。
④ 税金面のデメリット
- 日本国内のFX(国内FX)は「申告分離課税」で税率が20.315%固定だが、海外FXは「総合課税」で最大55%の税率が適用される可能性がある。
- 損益通算ができないため、損失が出ても国内FXや株の利益と相殺できない。
⑤ 約定力・スプレッドの問題
- 国内FXと比べてスプレッドが広く、短期トレードには不利な場合がある。
- 一部の業者はリクオート(注文拒否)が多く、意図した価格での約定が難しい。
海外FXの「良い」と言われる理由
① ハイレバレッジが使える
- 国内FXでは最大レバレッジ25倍に制限されているが、海外FXでは最大500倍~1000倍のレバレッジを利用可能。
- 少ない資金で大きな取引ができるため、短期で資金を増やすチャンスがある。
② ゼロカットシステム(追証なし)
- 国内FXでは相場急変時に「追証(追加証拠金)」が発生することがあるが、海外FXでは口座残高がゼロになればそれ以上の負債を負わない。
- ハイレバレッジのリスクを抑えられる。
③ ボーナスやキャンペーンが豊富
- 口座開設ボーナスや入金ボーナスがあるため、少額から取引を始められる。
- XMやFBSなどの業者では、ノーリスクでトレードできるキャンペーンもある。
④ 豊富な取引商品
- 国内FXでは取扱通貨ペアが限定されるが、海外FXでは仮想通貨、CFD、貴金属、株価指数など幅広い金融商品を取引できる。
⑤ 取引環境の自由度が高い
- MT4・MT5を使えるため、自動売買(EA)やカスタムインジケーターが利用可能。
- スキャルピングOKの業者が多く、トレードスタイルの制約が少ない。
まとめ
海外FXには「危険」とされる要素もあるが、適切な業者を選べば多くのメリットを享受できる。
特に、「信頼できるライセンスを持っているか」「出金トラブルがないか」「過去の評判はどうか」をしっかり調査することが重要。
リスクを避けるためのポイント
税金対策を考慮(海外FX専用の税理士に相談するのも手)
金融ライセンスを確認(FCA、ASIC、CySECなどのライセンスを持つ業者を選ぶ)
出金履歴の評判をチェック(SNSやレビューサイトで「出金拒否」の事例がないか確認)
レバレッジの管理を徹底(ハイレバレッジでも無理な取引をしない)
さてここまで羅列してきましたが海外FX業者についてどんなイメージを持たれたでしょうか。実際私も海外FX業者を数社使ってきましたが有名所を使っていたので出勤拒否などのトラブルにはあったことはありませんでした。
しかしながら1000倍のレバレッジをかけれるのは良いところなんですが、やはり資金管理にコツが必要であっという間に利益も吹き飛ばしてしまったことが何度もあります。ある程度のルールを守って取引していくには悪くはないと思っていますが、やはり税制上不利なところが一番の問題だと思います。
例えば年間で500万円の利益が出たとして計算してみます。ざっくり計算なので正確ではありませんので了承願います。
00万円の利益が出た場合の税金の差は以下のようになります。
- 国内FX(申告分離課税 20.315% + 住民税10%)
- 約1,515,750円
- 海外FX(総合課税:累進課税30% + 住民税10%)
- 約1,572,500円
税額の差
- 海外FXの方が約57,000円高い。
この差は所得額が増えるほど大きくなり、例えば2000万円の利益になると、海外FXの税率がさらに上がり、国内FXとの差がより広がります。
海外FXを利用する場合は、税金対策も考慮することが重要です。
2000万円の利益が出た場合の税金の比較は以下のようになります。
- 国内FX(申告分離課税 20.315% + 住民税10%)
- 約6,063,000円
- 海外FX(総合課税:累進課税45% + 住民税10%)
- 約8,834,000円
税額の差
- 海外FXの方が約2,771,000円高い!
結論
- 1000万円の利益では海外FXの税金が一時的に国内FXより安く見えたが、それは計算の誤り。
- 2000万円になると海外FXの方が明らかに税金が高くなる。
- 累進課税のため、利益が増えるほど海外FXの税負担が大きくなる。
- 国内FXの方が安定して税率が低い(20.315% + 住民税10%の固定)
で、更に言うと海外口座は日本の法律が適用されないのでその会社が破綻した場合には1円たりとも戻ってきません。そしてせっかく稼いでも税金で思いっきり取られてしまい、さらには元本も戻ってこない可能性もあるとなると国内業者の方が安心なのは間違いなさそうです。
ただし海外業者はいわゆる為替取引のみでなくCFDや先物、暗号通貨などとても多くの金融商品の扱いがあり、試しにやってみたい。などがあればやってみても面白いかとは思います。1000倍のレバレッジを生かしてボラティリティの高い商品で勝負をしてみる。と言うのもギャンブラーには面白いのかもしれません。
ただしFXやこういう商品は基本的にギャンブルではありません。資金の割り振り方でギャンブルになってしまうとは思うのでお気を付けください。
と言うことで参考になれば幸いです。