3月4日 為替市場の動向とトレード戦略ドル円/ユーロドル
3月4日 為替市場の動向とトレード戦略
昨日の市場では、重要な経済指標の発表を受け、ドル円・ユーロドルが大きく動いた。今回は、その値動きを振り返り、今後のトレード戦略を考察する。
債権は上昇し金利は低下しているので結構慎重に取引していかないと駄目な雰囲気ですね。
今日のアジア時間はどうなるでしょうか。このままの下落を引きずるのかまたもやレンジに戻るのか。
現在ノーポジションです。149.30を明確に超えるような反発があれば買いで入りたいところです。
1時間足

1. 主要経済指標の結果
ユーロ圏
- 消費者物価指数(CPI)
- 予想: 2.3%
- 結果: 2.4%
- 影響: インフレが予想より強く、ユーロ買いの動きが見られた。
アメリカ
- 製造業購買管理者指数(PMI)
- 予想: 51.5%
- 結果: 52.7%
- 影響: 予想を上回り。
- ISM製造業購買担当者景気指数
- 予想: 50.6%
- 結果: 50.3%
- 影響: わずかに予想を下回るが、50以上を維持しており、影響は限定的。
2. ドル円の値動き
- 18:30頃からドル円は上昇し、21:00頃に151.300付近まで到達。
- 22:00頃から急落し、今朝は149.26付近まで下落。
この流れをテクニカル分析を交えて解説。
15分足

3. テクニカル分析
(1) ドル円のチャート分析
時間足分析
- 21時頃の上昇: PMIが予想を上回ったことで、ドル買いが加速。
- 22時以降の下落: 151.300付近で強い売り圧力が入り、急落。
- 今朝の149.26: 主要サポートラインに到達。
主要レベル
- サポート: 149.26(直近安値)
- レジスタンス: 150.30(ピボットポイント付近)、151.30(昨日の高値)
RSI(相対力指数)
- 30付近まで低下し、売られすぎのサイン → 一時的な反発の可能性。
(2) ユーロドルのチャート分析
- 上昇: ユーロ圏のCPIが予想を上回ったことで、一時的に買われた。
- 1.0488付近: R1のレジスタンスレベルに到達後、やや反落。
- ピボットポイント: 1.0460付近がサポートとして機能するかが焦点。
RSIの動向
- RSIが70近くまで上昇 → 過熱感あり、一旦の調整が入る可能性。
4. 今後のトレード戦略
(1) ドル円の戦略
- 短期: 149.26で反発狙いのロング、ターゲット150.30。
- 中期: 150.30付近での戻り売り、ターゲット149.50。
(2) ユーロドルの戦略
- 短期: 1.0460がサポートされればロング、ターゲット1.0500。
- 中期: 1.0488のレジスタンス付近で戻り売り。
5. まとめ
昨晩の経済指標を受け、ドル円は一時151.300まで上昇するも、22時以降に急落し、今朝は149.26付近まで下落。一方でユーロドルはCPIの影響で上昇し、1.0488のレジスタンスに到達後、やや反落。
今後のトレードでは、ドル円は149.26の反発を狙ったロングと、150.30での戻り売りが有効。一方、ユーロドルは1.0460でのサポートを確認しつつ、1.0488での売りチャンスを探る展開。
市場の流れを見ながら、リスク管理を徹底し、利益を狙って行きたいところです。
アメリカの経済悪化が何となく見えてきてる一方でありつつもまだまだ方向感は出ていなそうです。